AMBITION VIETNAM CO., LTD.
General Director 佐藤広行
-自己紹介の方をお願い致します。佐藤 アンビションベトナムの代表取締役、佐藤広行です。入社して9年経ちます
-一日の仕事の流れについて教えていただけないでしょうか。佐藤 朝はメールチェック・返信をして、確認事項やスケジューリングを社内共有しています。あとは基本的に打ち合わせが多いですね。一日の仕事として一番ボリュームがあるのがコミュニケーションです。チャットも含めてですが、お客様や業者様とやり取りすることが多いです。
-ベトナムに行かれて何年経過されましたか。佐藤 2018年の5月で5年が経ちます。
-今、ベトナムではどのようなビジネス展開をしていらっしゃいますか。佐藤 現地では賃貸仲介や売買の不動産事業、不動産サービスの立ち上げ、BPO事業(情報入力)、システム開発事業を行っております。
-では、そもそもとしてAMBITIONに入社しようと思われましたか。佐藤 夢と成し遂げたい事が明確に示されており、実現に向けて自身を必要として頂いた事がきっかけとなりました。また、会社・社員の印象と同様に株式会社AMBITION全体のモチベーションに魅力を感じました。採用通知をいただいた際、とても晴れやかな気持ちになった事を今でも鮮明に覚えております。
-このインタビューはインタビュー全体で唯一中途入社された方となっております。AMBITIONにいたるまで、前職はなにをされておりましたか。佐藤 以前はプロダクトの設計デザイン、内装設計デザイン施工の会社にいました。学生時代に建築の勉強をしていましたので、そういうデザインや設計に興味があって、前職の皆様がやっていることが非常にスタイリッシュでかっこよく見えて、入社させていただきました。
-そこからAMBITIONへ入社されるまではどういう経緯がございましたか。佐藤 もともと建築が好きという前提がありました。デザインというところでいうと「ものごと」を作り始めるとこなのですが、より大きな枠で事業を進めていきたいという思いもありました。事業をデザインしたい・設計したいという気持ちが強くなり、好きである建築と事業推進規模を考えた時、「不動産」というワードが一つ出てきました。そして、人材紹介会社から頂いた情報からAMBITIONで面接を受け、1社目ですぐ入社を決めさせて頂きました。今のAMBITIONは総合的な不動産事業を行っていますが、当時は賃貸事業がメインでした。先程と重複しますが、成し遂げたい夢が明確化されて、その明確化されている中で自分を必要として頂いた事が、入社に至った大きな要因です。
-では、そういう中でAMBITIONに入社された頃の思い出をお聞かせください。佐藤 あまり良い思い出がなくて、入社時の気持ちと入社後の気持ちが全く違うものでした。何をしても、何も捉えられていなかった感覚がありました。
-捉えられていないというのは具体的にどういうことでしょうか。佐藤 成果として挙げられていないということですね。今でもその感覚はあるのですが、当時は基本的には今までやれていたこと、やろうと思っていたことが無難にできてきたので、これほどできなかったというのはなくて、ネガティブな感覚をもっていました。今はその感覚がありながら、ネガティブに捉えるということはまず無いですね。どうしようか、どうやって解決しようかなと考えることが先に出てきます。
-業務はどのようなことに携わられていたのですか。佐藤 賃貸仲介の営業から入って、その後本社に呼んで頂いて、PM事業に携わりました。PMに入った時に上場準備をしていたので、ビジネス的な数字の厳しさを勉強させて頂いて、そこからベトナムへ行かせていただきました。
-PMでは当時どのような業務をされておりましたか。佐藤 基本は今でいうと賃貸管理課ですが、全部やりました。リーシングもやらせていただきましたし、賃貸管理やシステムもやらせていただきました。基本的にその当時は自分たちで全部やるという環境でした。
-そういった経緯の中で、なぜベトナムへ行かれようという思いが出たのですか。佐藤 まずベトナムでBPO事業をやるということで、清水社長からお声がけ頂いて、出張ベースで行かせて頂いておりました。行くたびに東南アジアのベトナムの熱にかなり刺激をもらって、これだけ成長スピードが早いところで、仕事をしたら非常に面白いのではないかと思い現地法人を立てさせて頂きたいという提案をして、設立をしていただいたというのが経緯ですね。
-現地法人として立ち上げられた頃の思い出はございますか。佐藤 スケジュールがまったく違いました。当然、我々がもっている感覚と、彼らがもたれている感覚が違うので、そこに戸惑いを感じましたね。当時は、いいことも駄目なことも、なかなかつかめなかったですね。
-向こうの方は自由気ままってことでしょうか。ルーズとも違いますよね。佐藤 日本でも同じであると思いますが、関係性と人によると思います。気にしちゃいけない部分と突き詰めてヒアリングしなければいけない部分はだいぶ掴めてきました。ベトナムの市場自体はここが上がらなかったら、どこが上がるのだろうという市場だと思っているので非常に面白いですね。スピード、やれること、熱量、全てが面白いので、そういう環境で仕事をさせて頂けることは、とてもありがたいことです。
-今まではベトナムでどのようなサービスを展開されておりましたか。佐藤 当初はコストセンターです。ベトナムは人件費が安いので、日本で行っていることを、ベトナムに持って行くことでコストを下げて、日本での業務パフォーマンスが上がる。というところからスタートしています。自動化・効率化というのが日本だけではなく世界で進み、人の介在価値が薄れていく中、スタッフとの業務に熱量を持っておりました。その後、ベトナムの方のパフォーマンスに魅了され、システム開発を行いました。システム開発って、素人が行うと凄く難しいですよね。今でも勉強させていただきながら、携わらせてもらっていますけれども、日本本社の情報戦略課との取り組みを加速させ、高い効果を出せると思っております。また、不動産事業も始めました。賃貸仲介と売買仲介をやらせていただき、お客様と一緒に形を作り上げてきた部分があります。賃貸仲介は成約単価が低いので、自分がやることのコストと、どこに投資をしたらいいかという判断が会社全体で難しかったと思っております。常に難しい環境は続いていますが、不動産、BPO、システム開発を軸に事業を行なっております。
―システム開発はベトナム行かれてから初めて触れられたということになりますか。佐藤 そうですね。ベトナムにはオフショアで出てこられている有名な企業の人がとても多く、そのような企業の方たちがいらっしゃる環境に囲まれているので、凄く魅力を感じました。既にもうそうなんですけれども、将来的には、こういうITの知見がなければビジネスマンとしてやっていけない。ですので、凄く良い環境ですね。何かを作るというのが本当に好きなんですよ。だから事業を作るのも好きです。
-ではこれからも新しいものをサービスとしてロンチしていかれる予定ですか。佐藤 そうですね。サービスとしてなのかはまったくわかりませんが、何かを作ることには関わっていきたいと思っています。
-そういう今後の展望も含めて、将来の夢についてお聞かせ下さい。佐藤 何をもって一線とはわかりませんが、ビジネスの一線で仕事をしていきたいですね。死ぬ間際も仕事はしていたいなと。それが今の夢ですね。あと仕事が出来るのは平均寿命から考えて30年から40年ぐらいですが、仕事ができるとは、必要とされているということなので、常に必要とされるビジネスマンでありたいです。自分の中では明確な人物像がありますが、そこまで成長出来る環境で仕事をしていきたいと思います。
-その明確な人物像というのはどなたでしょうか。佐藤 自分の父です。父は商社マンで外を飛び回っていた人で、もう現役ではないのですが、仕事も長くやらせていただいていた方です。自分が小さい頃はあまり家にはいませんでしたが、父親として、人として、ビジネスマンとしても尊敬していますね。あの世代の人たちは仕事にもっと本気だったのではと思っております。100%自分の人生を仕事に献げていた感じがしますね。海外に出ると決めたことも父の存在が大きな要因であるとも思います。海外で仕事をやりたいと思っていました。
-それでは昔と比べて現在の会社の環境についての印象をお聞かせ下さい。佐藤 9年前と比べると圧倒的な違いがありますね(笑) 全てが違います。業績や上場したことはもちろんですけども、会社が働く環境を構築することについて違いを感じますね。働いてもらうかたへの配慮が強い。業績と働く環境を共に追っております。以前は、業績に追われていましたね。業績が右肩上がりだったので、人が追いついていかなかったんですね。上場するということにおいて、環境を整えていかなければならないということになり、環境ということも社内の中で取り組んで良くしていきましたね。
-貴重なお話ありがとうございます。続いてはお休みの日の過ごし方について教えて下さい。佐藤 基本的には体を動かすことに時間を使っています。頭の疲れとか精神的な疲れって体を疲れることでしか、自分はリフレッシュできないと思っています。体力の疲れに置き換えています。凄くリフレッシュできるので、自分はそうしています。小さい頃からサッカーは好きなので、小さい子たちや現役を引退された方のサッカーの試合を見ると気持ちが穏やかになりますね。フットサルとかやりたいのですが、ベトナムでは、ガツガツ来るので怪我が怖くてやってないです。最近は、お酒を飲む量も減らすようにしています。
-次は、学生時代の思い出話を聞かせてください。佐藤 その頃の思い出ってほとんどないですね。遊んでいたって事なんですけれども。本当にありがたいことに、小学生、中学生、高校生、その後の友人も、交流を深くお付き合いさせていただいております。
-今、このインタビューページを見ているかたへのメッセージを御願い致します。佐藤 推し進める力があれば、垣根無く提案はできるので、良いものであれば進めることができるし、ダメであればダメだし、本当に素晴らしい会社だと思います。提案が通って事業やサービスを作ることが出来、運営して、成果を出し、心躍る経験を一緒にできることを願っています。就職活動されている方も、募集をしている会社も、お互いにフェアであることをぶらさずに、素敵な出会いになることを願っております。